評価・インセンティブ制度
CRMの「評価制度画面」「インセンティブ反映率表示」要件の根拠になる制度です。出典は VE社内資料「バリュー評価制度(住設課長以下)」。この制度を CRM が数式として再現できることが、ダッシュボード/予実管理の前提になります。
| 観点 | 役職評価(Position) | 職位評価(Grade) |
|---|---|---|
| 評価軸 | 組織運営責任・チームマネジメント | 個人の実力・パフォーマンス |
| 査定期間 | 年1回(通年評価) | 4ヶ月ごと(年3回サイクル) |
| 反映時期 | 毎年4月(固定給改定・昇降格) | 査定確定=各期末翌月、賞与反映=各期末翌々月(賞与=ボーナス変動) |
| 評価配分 | 定量100% | 定量100% |
評価サイクル(職位=年3回)
Section titled “評価サイクル(職位=年3回)”| 期 | 算定期間 | 査定・確定 | 賞与反映 |
|---|---|---|---|
| 第1期 | 4月〜7月 | 8月中 | 9月給与 |
| 第2期 | 8月〜11月 | 12月中 | 1月給与 |
| 第3期 | 12月〜3月 | 4月中 | 5月給与 |
各期は「M4:期末30日」を区切りに査定。役職評価は通年実績を蓄積し、3月下旬の役職評価会議 → 結果通知 → 4月1日に新役職発令。
賞与計算ロジック
Section titled “賞与計算ロジック”基本式は 超過粗利 × 職位別反映率 = 賞与額。チャネルにより予算と反映率が異なります。
| チャネル | 予算 | 反映率 |
|---|---|---|
| PS(代理店販売) | PS課 全体予算 1,000万円(課全体の予算超過粗利額に対して発生) | 10% を該当人員数で分配 |
| WMS(反響販売) | FS/ES と同一の算定方式(個人の予算超過粗利額に対して発生。金額はFS/ESの個人予算に準拠) | 15% |
| FS(訪問販売) | 予算達成率・育成数重視 | — |
| ES(催事販売) | 予算・レーン稼働・生産性 | — |
役職者の最終予算
Section titled “役職者の最終予算”役職者は、自分の予算に部下全員分の予算を加算して算出。超過粗利に職位別反映率が課されます(FS/ES 係長以上が対象)。
部下全員分の賞与額 × 118% = 最終予算金額
共通ルール(売上計上・予算)
Section titled “共通ルール(売上計上・予算)”CRMの売上集計・予算管理を正しく行うための重要ルール。
- 税抜計算の原則:予算・粗利(売上)金額はすべて税抜で計算。
- 完工基準の適用:締め日までに着工していても、期間内に完工していなければ未計上(完工日を起点に売上計上)。
- 締め日と入金確認:締め日は算定期間最終月の翌月末日まで。完工証明書類に不備がなく、滞りなく入金確認される案件のみ計上。
- 賞与支払いサイト:第1ターム→9月給与、第2ターム→1月給与、第3ターム→5月給与(算定期間4ヶ月)。
- クレーム費用の予算追加:過去1年以内に完工した案件でクレームにより会社が金銭負担した場合、該当金額を営業担当(部署)の予算に追加。
- 採用費・経費の繰越:採用費・経費枠が当初設定額を超過した場合、超過分は翌タームの予算に繰越し、予算を改定。
- 未達時の賞与繰越:営業課・支部全体の予算が未達でも賞与が発生している場合、該当額を翌タームの予算に繰越し予算改定。
CRMへの含意
Section titled “CRMへの含意”- 営業マンマスタに インセンティブ等級 を持たせ、等級表(業績等級表)に基づき反映率をマスタ化する必要がある。
- 売上は 完工日基準・税抜・入金確認済み で集計するロジックが必須。
- 予算は営業マン/部署/事業部の月別・四半期別で保持し、超過粗利と反映率から賞与を自動算出する。
これらは現状のCRM(DBダンプ)には予算・評価テーブルが見当たらず、未実装と推定されます。詳細は機能と実装状況へ。